2008年12月15日月曜日
放射温度計
今回は放射温度計を紹介します。
この温度計は物体が放射している赤外線(放射エネルギー)を測定することによって温度を測ります。
手のひらをほおに近づけると温かく感じますが、これは人間の手のひらから出ている赤外線を皮膚が感知しているためです。
測定が高速に行えることと、非接触で測定可能な点が特徴です。
通常、熱伝導方式の温度計の場合は、測定対象と温度計とが同じ温度になる必要があるのですが、放射温度計の場合は物体から放射される赤外線や可視強度を測定して物体の温度を測定するので、測定が短時間で行えます。
測定原理としては、まず光をレンズで集め、レンズの奥にあるディテクタという高感度素子上に焦点を結びます。
このエネルギーは増幅された後、内部回路に伝えられ、温度値に換算後出力されます。
ですが、やはり精度の面では接触型の温度計の方がいいようですね。
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2 件のコメント:
これで体温とか油の温度も測れるんですか?
計れるなら体温計や揚げ物油用温度計の代わりに使えますね。
触れない物+触りたくない物の温度を測るには最適です!
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