2008年7月16日水曜日
セオドライド№2(TM20ES/20D/LDT)
今日は昨日に続いてセオドライドの説明を致します。
TM20ESは昨日説明したDT5ASより旧式で、バッテリーを使わないエコな測量機です。
デジタル表示ではなく、自分でメモリを読み取るビジュアル式になります。
ミラーで光を取り入れて観測する、光学セオドライドです。
TM20DはTM20ESにエアーダンパーが追加で備えられているので、多少の傾きは測量可能です。
最小目盛りの間の角度を「だいたいこの位かなー」と目分量で読む方法を推読といいます。
この光学セオドライドは推読になります。
以前は、より細かく読むために副尺(バーニア)が備えられ、バーニア読みがありましたが、TM20D、20ESはスケール読みになります。
LDTはレーザデジタルセオドライドで、最新式の電子式ダンパーが備えられています。
標準先に赤いレーザポイントが出ているのが特徴で、位置決めが楽に出来ます。
暗い場所での作業、例えばトンネルとかを作る時に最適だと思います。
気泡を確認しなくても、電子画面で整準も出来ます。
セオドライドにはオプションでアイピース(長さ15㎝位)と言う部品があります。
望遠で測りずらい位置(上部など)の時に、望遠の接眼レンズを外し、アイピースを取り付ける事で観測が可能になります。
このアイピースはレベルにもオプションでありますが、水平を測る用途のレベルには全くと言っていい程、使用率は低いです。
以上 今回は初めてNAKAMURAが投稿しました。
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4 件のコメント:
レーザデジタルセオドライトはレーザビームのスポット径が最小になる集光ビームや拡散の少ない平行光ビームが出せるみたいですね。
旧式の機械がまだ使用されているって凄いことだと思います。それだけ頑丈にできてる、使いやすい、精度がいい、愛着がある、いろいろあると思います。だからいいものは大切にし、ちゃんとメンテし、長生きするんですよね。
くれぐれも転倒には気をつけたいです。あと今の時期は雨や湿気も精密機械には大敵です。
TM20の集光レンズのところに暗所用に照明装置を装着することも可能です。
DT5は単三4本
DT500は単二2本が動力源として必要。
TM20は電池必要無い"エコ"機なんです!
旧式の方が現トレンドにあってそうですね。
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