2008年7月30日水曜日
雨量計
今日は雨量計と温湿度計を紹介します。
よく天気予報でアメダスによる降水量・・・なんて言っているのを耳にしますが、アメダスって全国各地の観測所から構成される"地域気象観測システム"っていうものらしいです。
観測所では降水量、気温、日照時間、風向・風速を観測しているようです。
そのうちの降水量のことを天気予報で言っているんですね。
では、降水量を測る雨量計について紹介します。
○ 雨量計
当社にあるものは34-T"転倒ます型雨量計"というもので、写真を見ればよくわかると思いますが、筒のようなものと、記録をするためのボックスによって構成されています。
筒の方を受水器、ボックスを自記電接計数器といいます。
筒の中にししおどしのようなものが入っていて、これをますと言うのですが、ここに0.5mm雨が溜まると転倒するようになっています。
これが何回転倒したかによって降水量を測ります。
おもしろい仕組みですよね。
雨量計を設置する場合は、雨が地面で跳ね返ってそれが入ってしまうのを防ぐ為にまわりには芝を植えたり砂利をひいたりします。
あとは風の影響があまりない場所を選ばなければいけません。
受水器などの降水に接する部分に電熱線などのヒーターを取り付けることによって、雪やあられなども測れるようです。
○ 温湿度計
これは"シグマミニキューブ"というもので、自記温湿度計といいます。
なんと湿度計のセンサー部分は馬の毛らしいです。
これが伸び縮みして測っているとか・・・。
すごいですよね。
小型で軽量なので、場所を選ばずに測れます。
倉庫や精密機械を置いてある部屋などの温湿度を調べるにはとても便利です。
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5 件のコメント:
自記温湿度計のセンサー部分が馬の毛って面白いですね。
なんで馬なんですかね?
毛なら羊とか色々あったでしょうに。
でも、インパクト強いから忘れないです。
子供のころ、小学校の校庭にあった百葉箱の中を見たときに小さな機械が入っていた事を思い出しました。
当時は「何だろ」と思ってましたが、ミニキューブの写真とそっくりだったので、あれも自己温湿度計だったんですね。
日本の平均降水量は約1700mm/年、で世界平均の約2倍ですって。水の豊かな国ですが無駄にはできないですね。
湿度計センサーについて、以前気象機器メーカーから聞いた話だと、センサーには人毛を使っていたようです。
しかもフランスロレーヌ地方の決まった村で生まれ育った金髪女性、未婚処女限定だったようです。
金髪は黒髪に比べ3倍の収縮反応があるそうなので、センサーに使われるのは納得。
でも未婚処女が条件なのはなんなんでしょうか?
湿度センサーに毛髪を使っている製品は
まだあるようですよ。
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