2008年9月22日月曜日

MONMOS(NET2000/NET2B)



今日はMONMOSを紹介します。
Mono Mobile 3D Stationの略でMONMOSのようです。
これは大型構造物の寸法形状計測をする機械です。
船舶や橋梁、ダムやトンネルなどで使用されます。
トータルステーションとはまた違ったもので、3Dステーションというものです。

三次元座標系が採用されていて、三次元の座標で測定します。
絶対座標系の考え方とは根本的に異なるソキア独自の座標設定方式を採用していて、測定に当たって特別な準備は必要なく、測点を観測しやすい場所に機械を自由に設置し、測点に反射ターゲットを貼り、任意の2点を測定するだけで三次元座標系が設定されます。
このため基線や基準点は一切必要ありません。
また構造物を一箇所から測定できない場合でも機械を移動して、移動前に測定した2点を測定するだけで元の座標系が再現され、同一座標系内で構造物全体の測定が行えます。

ガラス製のプリズムではなく、反射シートのターゲットを使用するので使い捨てでき便利です。


使用例をあげると、船舶、航空機、鉄道車両、自動車の製造・修理、トンネル工事(NATM工法)における内空変位、天端沈下測定、鉄骨部材の製造管理、橋梁・鉄塔・高層ビルなど鉄骨建造物の建方管理や変位測定などなどです。

3 件のコメント:

カッチ さんのコメント...

X,Y,Z軸で三次元座標を観測する機械なんですね。継続した観測する際は反射シートが回転するタイプや観測する場所によってはマグネットタイプを用いて観測することもあるようです。

Unknown さんのコメント...

3次元の座標で測定するなんてすごいですね。
この機械ではターゲットもRT1Aという専用のが使われるみたいです。

Unknown さんのコメント...

平面(2次元)で物を捉えるのではなく、
立体(3次元)で物象を捉えます。
任意の座標軸を基軸にする事によりモバイルできるの事がとっても魅力です。