2008年9月25日木曜日
プリズム
プリズムはトータルステーションの回でも紹介しましたが、いろんな種類があるのでまとめて紹介します。
まず一番上の写真が3素子のプリズムです。
これは1素子のプリズムが三個ついているもので、とても強いです。
計る機械にもよりますが、だいたい1.3m~5km、天候が良ければ6kmくらいまで測れるようです。
5、6kmも先においたプリズムって目で位置の確認ってできるのでしょうか?
その下の写真が1素子のプリズムです。
これは1.3km~4km、天候が良ければ5kmくらい測れるようです。
3素子よりも測れる距離が1km程短いんですね。
測高スライドポールは頭に1素子のプリズムがついているのですが、普通の1素子のプリズムよりも機動力に優れています。
普通のものは三脚で設置をするのですが、これはスタンドなので移動させて設置しなおすのも楽です。
気泡管も付いているので、きちんと水平も出せます。
これらのプリズムにはプリズムスペーサーというプリズム定数を変えるものがついていて、それによってプリズム定数を0にしています。
ちなみに0のプリズムスペーサーを付けないと、プリズム定数は-40mmです。
最後の写真がおなじみのPQ15と四角い方がOR1PAです。
PQ15はポールに取り付けて、スライドさせて使用できるのでとても便利です。
OR1PAはプリズム本体に棒をねじ込んで使用するので、長さを変えたいときには大小ある棒の組み合わせで変えなければいけません。
あとプリズム定数が-30mmということにも注意です。
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4 件のコメント:
前回のコメントにもありましたがプリズム定数はガラスの屈折率とプリズムの大きさから決まってきます。
3素子プリズム以外、実際に使用したことがありますが、測量の際の状況に合わせてプリズムを選ぶことが重要ですね。
昔測量をしていた時は、PQ15を使っていました。
一度ゴミ屋敷の宅地測量で、ゴミを掻き分けポイントに進んでいったら、PQ15の気泡が割れてしまい泣く思いをしたことがあります。
ふと、今回の写真を見ていたらそんなことが思い出されました。
トータルステーションを使用するときは必ずプリズム定数を確認し、機械に入力しましょう。
トータルステーションのEDM最近はかなり出力があるようで、結構長い距離が測る事が可能となって来ました。
でも光学系レンズ倍率及び視力は変わっていません。
目で判別出来るのはだいたい3,400m位ではないでしょうか?
もし1kmも見えれば色々違う用途に使えそうですね!!!
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