2008年8月7日木曜日

ガス検知器



今日はガス検知器の紹介です。
ガスが発生していたり、たまっていたりしそうな場所に持っていきます。
濃度の濃いガスがたまっていたりすると、大変危険です。
爆発の危険はもちろん、吸ってしまうと死に至る可能性もあります。
そのような事故を回避する為にも、危険な場所へは持っていくようにしましょう。

始業前点検をきちんとやることも重要です。
ただし、穴の中などでやるのではなく、新鮮な空気のある場所でやらなければ意味がないので気を付けましょう。


○ GX-111
これは酸素、可燃性ガス、硫化水素、一酸化炭素を検知し、温度も表示します。
酸素は18%、可燃性ガスは30%、硫化水素は10ppm、一酸化炭素は50ppmで警報が鳴ります。
浮子式ガス採集器でガスを採集して検知しますが、これは8m、20m、30mの長さのものを用意できます。
浮子には一応水用のフィルターがついていますが、機械が水を吸いこんだら最後、壊れてしまいます。
フィルターがついているから完全に防げるというわけではないので、なるべく水には浸さないように気を付けなければいけません。
外部警報器(8m)を付けられるので、離れた場所の人も危険を知ることができます。
電圧も表示されるので、残りの電池残量の確認もできます。
4.7V以下になると警報が鳴って、電池交換を知らせます。
電池満タンで16時間程もつようです。
電源を入れるとすぐに自動校正が始まるので、電源を入れるときは新鮮な空気の場所で入れるようにしなければいけません。


○ GX-2001A
検知できるものはGX-111と同じですが、警報の鳴る数値が違います。
酸素は18%、可燃性ガスは10%LEL、硫化水素は10ppm、一酸化炭素は25ppmでL警報が鳴ります。
酸素25%、可燃性ガス50%LEL、硫化水素30ppm、一酸化炭素50ppmでH警報が鳴ります。
そして、酸素40%、可燃性ガス100%LEL、硫化水素100ppm、一酸化炭素500ppmでOVER警報が鳴ります。
もうここまできてしまったら相当ですね・・・。

かなり小型なので、ベルトにもつけられて便利です。
これの場合は浮子のガス採集器はなく、本体の右にセンサーがついています。
オプションのRP-6ポンプユニットを付ければ少し離れたところも検知できますし、延長ケーブルを使用すれば最大8mまでのばすことが可能です。
電池は充電式のニカド電池で、10時間ほど持ちます。
ポンプユニットは別で単3の電池を1つ使っていて、これは5時間もちます。
最低値と最高値が内部に記録され、見ることができます。

2つの機種とも防爆構造になっていて、機械の中で火花が散ってガスに引火して爆発・・・というようなことにはなりませんので安心です。


有毒なガスでも目には見えないものが多いので、怖いですね。
使用方法を守って、回避できる危険はしっかりと回避しましょう。

3 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

GX-2001Aは小型なのに、GX-111と同じガスが検知できるなんてすごいですね。
ポケットに入れられる大きさが、現場では邪魔にならなそうで便利そうです。

気楽院 さんのコメント...

GX2001にはTWA値とSTEL値の機能もあります。
TWA(時間荷重平均限界値)
1日8時間、1週40時間の平常作業で有毒物質に繰り返し曝露されたとしても、ほとんどすべての作業者に健康障害を招くことがないと考えられる気中濃度の時間荷重平均限界値。

STEL : 15分以下の短時間曝露の場合の許容濃度。

HEX さんのコメント...

硫化水素ガスは空気より重いので一定の場所にたまりやすい。
しかも体に吸い込んでも毒だし引火性もある。
ガス検知器大切ですね。