2008年8月28日木曜日
粉塵計
今回は粉塵計を紹介します!
昨日は投稿が間に合わず申し訳ありませんでした。
粉塵計はその名の通り、空気中に舞っている粉塵の質量濃度がどのくらいなのかを調べる機械です。
現場の労働衛生や作業環境を管理するために必要なものです。
当社にあるものはLD-3KとP-5Lという機種で、これらは光散乱方式という方法で測定しています。
光散乱方式とは、空気中に浮遊している粉塵にレーザー光をあてて、光を散乱させてその光の強弱で粉塵の質量濃度を測定している方式のことです。粉塵濃度が倍になれば散乱光量は直線的に比例するので、この特徴を利用しています。
粉塵計で測定するにはK値(質量濃度変換係数)という値が必要となります。
このK値というものは、光散乱方式の粉塵計で求められた測定値(cpm)を質量濃度(mg/m3)に変換する際に使う係数です。
一般的にはmg/m3という質量濃度で評価されますが、光散乱方式の粉塵計は散乱光の強弱を測ってcpmという単位で表現しているので、K値を用いて質量濃度に変換しなければいけません。
K値は現場によって違ってきますが、必ずしもK値の測定が必要なわけではありません。
粒子系がおおむね同一であろうと推測されている一部の業界では、使用条件に制約を持たせながらK値の公示をしていますので、公示されているK値を利用できる測定であればK値測定をすることなくそのK値を使用することができます。
また、cpm単位の評価で十分な場合や、 絶対値としての制度はあまり求めないという場合が多くありますので、そのような場合もK値測定を省略する傾向があります。
光散乱方式の粉塵計は測定時間も短く済みますし、小型で軽量なので測定作業がとても効率的に行えます。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
2 件のコメント:
粉塵計は労働安全衛生法・作業環境に基づく労働作業現場における環境測定等で使用されるようですね。
労働者の安全の確保や環境状態を確認するためにも大切な計測器ですね。
安全で快適な作業環境を確保することも重要ですね。
このような計測器で状況を把握し、作業環境が改善されるといいですね。
コメントを投稿