2008年8月26日火曜日
現場密度計
今日は現場密度試験機を紹介します。
当社にあるものは砂置換法を使う装置です。
これは現場で土がどの程度締め固まったか、つまり土の密度を検査するためのものです。
土の体積を精度よく測定することは意外と難しく、体積測定法の違いにより多くの現場密度試験法が提案されています。
砂置換法は、幅広い土質に適用でき、測定精度が比較的高く標準的な試験方法として広く用いられています。
工事現場では一定の土を締め固めた直後に現場密度試験を行って、試験によって求められた密度が基準密度を上回っているかどうか確認します。
簡単に説明すると、まず基準砂と呼ばれる現場密度用の砂を透明なポットの中に入れて重さを計ります。水平にならした地面にベースプレートという真ん中にドーナッツのような穴があいている板をおき、その穴の内側の土を深さ10cm弱程度掘って、掘り出した土の重さを計り、最初に用意した基準砂を穴に入れ、穴に戻りきらなかった砂の重さを計り、注入前と後との差し引きでどれだけの基準砂が入ったかを計算する、という流れで調べます。
基準砂も種類があり、それぞれ密度が違います。
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4 件のコメント:
この試験は主に道路や堤防のように土を盛土として使う工事のときに行われるようです。
盛土は壊れると大きな災害になるので、大切な試験機ですね。
定体積の容器を用いて質量、体積ともに直接測定するコアカッター法などもあるそうです。
覚えることがいっぱいです
掘り起こした土を元の穴に戻すのだからちゃんと元に戻ると思ってしまいますが、掘った土は元の穴には全部戻らないんですね。
その余った分が砂の質量になるのですね。
現場密度用の砂=”硅砂”は大まかに分けて
天然物と人造物があります。
魚じゃないけど、やっぱり天然ものは金額が張ります。
”豊浦硅砂”山口県産この砂山所有者ってどんな人?ひと山分けて~。
人造ものは砂粒の大きさが4~5号で単位容積重量1.50位の物です、金額は豊浦に比べ半額以下。
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