2008年8月22日金曜日

生コン水分計



今日は生コン水分計(HI-300/HI-300J)を紹介します。
これには専用のプリンターや重さを計るはかりなどがついています。
使用するにはふるい機(TZ-610)も必要です。

現在はだいたいミキサー車で生コンを運んでくるので、生コンの水分量がちゃんと規定値になっているかどうかを調べるためにこの機械を使います。
実際に自分で生コンを練った場合は水分量などの値がわかりますが、違う場所から運ばれてくるものなので、後で強度不足だとわかってどうしようもなくなる前にきちんと調べるべきですよね。
そこで生コンの水分と細骨材の表面水率が測れるこの機械が必要になります。

まずウエットスクリーニングという作業をやるのですが、これは生コンをふるいにかけて大きな粒径の骨材を除去することです。
そうして取れたモルタルを隙間がないようにぎっしりと試料ケースに詰め、表面を平らにします。
そして測定条件などを機械に入れた後、ケースをセットして測定ボタンを押すと数値がでます。


・JR東日本「土木工事標準仕様書」の正式採用測定器(HI-300Jの方です)
・水セメント比、単位水量、平均値などを専用プリンターで印刷することができます
・測定データを126点、記録することができます
・日付と時間を表示し、記録することができます
・電源は電池またはACアダプタの2電源方式です。また、使用環境を考慮し、水濡れに対応する生活防水仕様です
・30分以上キー操作をしないと、自動的に電源が切れます

4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

そういえば、1,2ヶ月前にコンクリート偽装事件がありましたね。
今回の機械を見てふと思い出しました。
きちんと測って、ちゃんとした物を作ってもらいたいですね。

匿名 さんのコメント...

JR東日本「土木工事標準仕様書」の正式採用器は “HI300J” ですね。
JR仕様は “TZ610” ウェットスクリーナー、“HI3”テスターの使用も必須条件。

“HI300” の方を使用なら、ウェットスクリーニング作業は5㎜の丸ふるいで手作業でふるう方法も可能です。(測定時ふるい方法の選択ができます。)
ただ、手作業は個人差がかなりあるので“TZ610”の使用がお勧めの様です。

カッチ さんのコメント...

モルタルはふるいにかけてから測定するのですね。コンクリートは色々な所に使われているので使用前に確認しておくことが重要なのですね。

HEX さんのコメント...

コンクリートの硬化力は、打設してから、3日後で約25%、7日後で約45%、3ヶ月後で約90%の硬化力になるそうです。
100%になるのはなんと3年かかるらしいですよ。